家宅捜索終了後、再びワンボックスに乗り込んで警察署へ向かいました
私場合、最初のタイミングで罪を認めたため最後まで逮捕はされませんでした
後で振り返ると、ここで逮捕されるかどうかは大きな運命の分かれ道になるため、罪を素直に認めてよかったと考えています
警察署までの道中のことは思い出せません
おそらく、進行中の現実を直視できていないうえ、このようなケースでどのような対応をすればいいのかわからず、フワフワしていたのだと思います
警察署につくと個室に連れていかれました
「これが取調室か…」という感想でした
前科がないため、もちろん見るのも入るのも初めてです
ここで午前中いっぱいの時間を使って調書を作成しました
警察の聴取では、なぜ犯行を犯したのか、同種の余罪はあるか、犯行当時の記憶があるかなど、どちらかというとざっくりした聞かれ方をしました
いずれも自分の記憶を頼りにわかる範囲で素直に応じました
この聞き取りの間に頭の中を駆け巡っていたのは、まずは「職場がこの事実を知っているのか」ということと、「妻への説明」についてでした
警察は事情聴取が終わったら職場へ行くと言っていたので、なんとしても職場に悟られないよう切り抜ける方法はないか必死に考えました
しかしながら、警察は無情にも「勤め先はもう知ってるから」と言い、頭の中で本当にガーンと音が鳴ったような心境でした
これも後でわかったのですが、盗撮の場合職場に連絡行くことは稀なケースだそうです
私の場合、なぜ事前に職場へ連絡されていたのか、被害届が出ていたのが通勤途上であるということ以外に理由は今でも思い当たりません
事情聴取が終わり、お昼休憩になりましたが当然何も食べる気にはなりませんでした
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