その日は突然やってきました…
朝、目覚めてカーテンを開けると家の前に見かけないワンボックスが停まっていました
車の中にはスーツを着た男性が4人以上乗っていて、その時は隣の家に不幸か何かがあって、その親族かな?と思っていました
少し目を離すとその車はいなくなっていたので、その後気には留めませんでした
そして先に支度を終えた妻が車で職場へ向かったのち、私もいつも通り家を出たところ、先ほどの車がまた家の前に停まっていて、その中からゾロゾロと男性達が私もとに駆け寄ってきました
「□□警察署の者だけど〇〇さんか? 何か身に覚えがあるか?」とそのうちの一人の男性から尋ねられました
その時は何のことか全くわからなかったので、「すみません わかりません」と答えたところ、ワンボックスの中に引き入れられました
再度、身に覚えがあるか尋ねられましたがやはり心当たりがありません
するとその男性から「盗撮しただろ?」と言われました
その瞬間、これまで犯してきた盗撮の記憶がブワーッと蘇ってきました
加えて「認めたほうがいいぞ」と言われましたが、完全に不意を突かれたこともあって隠すつもりは毛頭なく、「はい やりました」と答えました
後の記事でこの時のことを振り返りますが、最初に刑事から追及されたとき、自分が盗撮をしていたことが本当に頭に浮かびませんでした
私にとって盗撮をすることに対する罪の意識が完全にマヒしていたのだと思います
その後男性は捜索差押許可状についての説明を始めましたが全く頭に入ってきません
どうやら家宅捜索をするようですが、現実感があまりなく、どこか他人事のような不思議な感覚でした
再度ワンボックスを降りて私を含め5~6人で家の中に入りました
こうして、いつも通りの朝はそうではなくなりました 同時にこれまでの当たり前の生活が突如として終わることになったのです
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