一睡もできないまま朝を迎えました
妻は普段通り出勤しますが、僕は今日からいつまで続くかわからない自宅待機が始まります
今までたまに在宅で仕事していたので、子供たちは特に違和感を感じていないようでしたが、僕自身何をするべきか悩みました
弁護士からは警察から呼び出しがあるまで待つことを伝えられていましたし、被害者との示談については弁護士に一任していることから、当面は自分からアクションを起こすことはどうやら無さそうです
昨日の弁護士との打ち合わせの中では、盗撮初犯の場合、被害者と示談ができれば罪に問われず不起訴に持っていくことができると聞いていました
確かに罪に問われないことにこしたことはないのですが、僕の場合はすでに職場に知られているうえ、妻も両親も知っています
この時点では刑務所にさえ入ることがなければ、不起訴に対してのメリットをさほど感じませんでした
ですが、不起訴云々は別として、被害者の方とそのご家族に謝罪したい気持ちが高まってきました
妻が僕のことを身勝手な行いだといった通り、被害者の方には何の落ち度もないのです
ですが、盗撮という犯行を犯した人間からの謝罪をすんなりと受け入れていただくイメージはできません
仮に僕の娘が盗撮の被害者となったら、謝罪ではなく社会からの罰を受けてほしいと僕も考えます
そういった意味ではあまり高望みすることはなく、最悪これからどうなってしまうかという思考ばかりが頭をよぎっていました
会社ではどうなっているのか、同僚たちは顛末を聞かされているのか気になりました
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