結論を先に言えば、僕はトラックドライバーにはなりませんでした
それはやはり待遇面でこれまでの生活を維持することと、子供の進学費用を工面するのが難しいと考えたからです
それに加え、これだけ人手不足で内定をいただけるのであれば、次の転職に失敗してからでもいいのではないかと考えました
また、性犯罪更生のために受けていたカウンセリングの先生から、転職しなければならないのであれば、これまでの経験を生かすことができる職業に就くべきと諭されたからです
一般的に考えれば、これまでの経験を生かすことができる転職先に行くのがベターなことはわかっていました
ですが、盗撮を犯したことにより僕の自尊心は地面まで落ちまくっていたので、これまで積み上げてきたものに自信が持てなくなっていたのですが、時間の経過や、カウンセリングを受ける中で若干前向きな自分も取り戻しつつある中で、やはりこれまでの経験をできるだけ生かすことができる環境で、安定した収入を得ることが家族にとって最もいいことだと思うようになりました
ただ前向きになることができる一方で、忘れてはならないのは性犯罪を犯したことに対する反省と更生の気持ちです
これらを自分の中で風化させてしまうと再犯を犯してしまうと考えていたので、日記をつけるなどしていたのですが、これからの生活を考える前向きな気持ちと相反する部分があったので、頭の中で落ち着けるのが難しい時期がありました
いずれにせよ、性犯罪者の僕が転職先を見つけることはいばらの道に違いありません
今の会社からの在宅待機命令による給料の保証もいつまでか不透明な中でしたので、僕は焦っていました
