僕が死ぬことが、家族にとって一番いいと本気で考えていました
そこで、まずは一番の目的である生命保険についてインターネットで調べてみたのですが、自殺だと保険金が支払われないという情報が目に留まり、担当してもらっている保険会社の方に、保険の見直しを口実にして実際のところどうなのか聞いてみました
すると、生命保険には自殺に対しての免責があり、僕の場合は契約後3年が経過していなければ、仮に自殺したとしても保険金が支払われないとのこと
初めて生命保険に免責事項があることを知りましたが、契約してから10年以上経過していたので、この点は問題がないことがわかりました
次にどうやって自殺をするかですが、前回の記事でも書いた通り、車中での一酸化炭素中毒が最も楽に確実ではないかと考え、ホームセンターに練炭を買いに行きました
一番近くのホームセンターには売っておらず、結果として3軒目でようやく買うことができました
楽とはいっても苦しみはあるみたいなので、眠ったまま中毒になることができるように、お酒と睡眠薬を準備しました
お酒に弱い体質なのでウイスキーを一本、睡眠薬は以前使用していた残りを一気に飲めば眠ることができると考え、倉庫から七輪を引っ張り出して、それらを車のトランクに積み込みました
我が家は妻と僕の車がそれぞれあるので、僕が車を使用しなければ、トランクの中身はおそらく家族にはバレません
死ぬ準備はできたので、次に家族と両親に向けて遺書を書きました
書いている最中は涙が止まらず、この文章を本人たちが目にした時のことを想像すると、本当に自殺することが正解なのかわからなくなり心が揺らぎましたが、僕が死ななければ事態は解決しないのです
そして、その中で死ぬことで現状から逃げ出したいという思いが自分の中にあることに気づきました
決意を新たに、そのほかにやるべきことがないか考えて、死ぬ前に貯金を家族に分割しておこうと思いつきました
確か、年間100万円以内であれば贈与税が課税されないはずです
相続税は課税率が高いイメージがあったので、それぞれの口座に僕の貯金を割り振りました
それと、妻に内緒で市役所に行って、離婚届をもらってきて僕の分だけ記入しておきました
仮に、失敗して脳に障害が残り、自分で物事の判断ができない状況になったときに、妻が離婚を判断できるようにしておきたかったのです
これらの準備をすることで、なんとなく僕自身が前に進んでいるような感覚になっていました
そして残すは、いつ自殺をするかの一点だけでした